2024/11/16

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1. 賢い人が必ず知っている相続税の基本とは?

相続税は、遺産総額から一定の「基礎控除額」を差し引いた部分に課税されます。
いくら相続税がかかるのかについては、基礎控除額がどれくらいになるのかを正しく把握することが重要です。

基礎控除額の計算とは?

相続税の基礎控除額は以下のように計算されます。
基礎控除額 = 「3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数」

たとえば、
法定相続人が3人の場合は、「3,000万円 + 600万円 × 3 = 4,800万円」となり、遺産総額が4,800万円を超える場合のみ課税対象となります。

2. 控除制度を活用すると節税ができることも?

相続税には、特定の条件に該当する場合に利用できる控除制度がいくつか存在します。
これらを最大限に活用することで、相続税の負担を大きく減らすことができますので、
知らないと大きく損してしまう事もあります。

配偶者控除

配偶者が相続する場合は、次のいずれかの金額まで相続税はかかりません。
● 課税価格のうち配偶者の法定相続分または1億6,000万円のいずれか大きい額
● 配偶者の相続する課税価格たとえば、遺産総額が2億円の場合、配偶者が全額を相続すると、1億6,000万円までは非課税です。

残りの4,000万円に対しては、法定相続人の人数や控除額に基づいて相続税が計算されます。
配偶者にとって、この控除により大半のケースで相続税の納税は免除されるため、配偶者に遺産を残すことが一つの有効な相続税対策となります。

未成年者控除

法定相続人が18歳未満の場合、次の計算式で控除が適用されます。
● 「(18歳 - 相続開始時の年齢)× 10万円」
● ※相続開始時の年齢は満年齢とし、1年未満の端数は切り捨てます。

たとえば、相続開始時に未成年者が15歳の場合、18歳までの年数は「18歳 - 15歳 = 3年」となり、控除額は「3年 × 10万円 = 30万円」です。

障害者控除

法定相続人が障害者で85歳未満の場合、年齢に応じた控除を受けられます。
● 一般障害者:10万円 × (85歳-相続開始時の年齢)
● 特別障害者:20万円 × (85歳-相続開始時の年齢)

たとえば、60歳の特別障害者であれば、
「20万円 × (85歳 - 60歳)= 500万円」が控除され、相続税が大幅に軽減されます。

3. 賢い人は既に対策済み?相続税の賢い節税方法とは?

相続税を減らすためには、早めに対策を講じることが重要です。
ここでは、不動産や株式を活用した具体的な対策をいくつかご紹介します。

不動産を活用した相続税対策

①小規模宅地等の特例を活用


被相続人が住んでいた土地や賃貸している土地については、小規模宅地等の特例を活用することで土地の評価額が最大80%減額されます。これにより、土地の評価額が大幅に下がり、相続税の課税対象額も減少します。

②賃貸用不動産の購入や建築

賃貸用不動産は、自宅と比べて評価額が低くなる傾向があるため、遺産総額を抑える効果があります。相続前に賃貸用のマンションやアパートを建築・購入することも有効な相続税対策です。

③タワーマンションの購入

タワーマンションの高層階は、取得価格に対して固定資産税評価額が低く設定されることが多いため、評価額を抑えやすい特徴があります。この特性を活かして節税効果を狙うことができます。

株式を活用した相続税対策

①会社を設立し、収益不動産を法人名義に変更

会社を設立して、個人名義の不動産を法人に移転することで、法人税と個人税のバランスを調整し、相続税対策を図ることが可能です。

②株式の贈与による対策

株式を生前に贈与することで、遺産総額を減らし、相続税を軽減することができます。株価の低いタイミングでの贈与を行うことが重要です。

その他の対策


死亡保険金の非課税枠を活用
法定相続人が受け取る死亡保険金には、「500万円 × 法定相続人の数」の非課税枠が適用されます。この枠をうまく利用することで、相続税の負担を減らすことが可能です。

4. まとめ:早めの対策が鍵

相続税は対策を講じることで大きな差が生まれます。
基礎控除額や各種控除を最大限に活用し、不動産や株式などの資産を適切に管理することで、相続税の負担を大幅に軽減することができます。
相続に関するお悩みがございましたら、専門家にご相談ください。
早めの準備が将来の安心につながります。